祖母も聖女で姉も聖女という設定。曾祖母の残した鏡を母・姉・主人公が使うと異世界と行き来できます。こちらの生活と異世界の生活を両立できちゃいます。夏休みだけ異世界ですごすなんとことが出来てしまいます。ただ、なぜそれができるのかは解明されておらず、それがいつまでできるのかも不明。
恋を自覚してますます頻繁に行くようになった主人公はある日倒れます。姉と違って聖女の力が少ない主人公には体の負担が大きいということで、行き来を制限されてしまいます。
姉は王子と結婚した際に、姉のパーティーにいた騎士と再会。この騎士はかつて主人公の護衛でもありました。制限されるあたりから疎遠になっていたのだけれど、話し合いにより思いが同じであることを確認します。両親にも話をして、学生と両立させることを条件に許されます。
再会からハッピーエンドまでは主人公視点では順当です。ですが、実際には主人公はこちらの世界でしんどい目にあって、異世界を逃げ場としていた背景があります。そうした年少者(攻は8歳上)に対する配慮から攻は遠ざかり、それが2人のすれちがいの元ともなっています。しかし、それを正直に伝えることはしません。
そうした細やかなところを描いている話をきちんとはさんでからのハッピーエンドです。
これから成人してどうなるのかはわかりません。けれど、これまでのように周囲を納得させながら、いろんなものを2人で乗り越えて行くのだと思わせる終わり方でした。
作品タイトル:
聖女の弟は物語の端役にすぎない、はず
https://novel18.syosetu.com/n9536ig/
公開日:2023/06/18-2023/06/23
作成ユーザ:国 咲
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読了:2024/06/18
短編/連載:連載 12部
完結/未完:完結
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評価ポイント:6,164pt
文字数:44,529文字
兄弟情報:なし
CP:神官騎士、聖女の弟
同作者既読:
眩い星は砂海に降る
https://novel18.syosetu.com/n4588hm/
※作品情報は読了時点のものです。