ジャンルがよく分からないけど、サスペンスというかミステリ仕立てというかなので、ネタバレ気にする方は読まないで下さい。
オメガバース。現代モノ。売れっ子小説家の車に借金持ちの青年が接触したところから始まります。借金というのが摩訶不思議なもので、しかし諸事情あるからそういうものかという気も(そもそもオメガバースが摩訶不思議なのではないか→そういうものかというものであるし)。
いろいろ解決しなくて、主観的文章で情報も少なく、もやもやと進みます。事件としては解決した後、最後の3話くらいで主人公の吐き出しがあり、そしてきれいに終わります。すべておさまって大団円、ではなく今の場所から心がおさまってゆくのを待つような終わり方。攻は割とキッパリ結論を出して受を支えます。そこも未来の明るさを感じるところ。
借金がなくなって、過去の事件の謎が明らかになってもストレートなめでたしめでたしとはならない。心とはそういうもので、心を大事にすればするほどきれいに終わらない。それが最後の主人公の大叙述なのだと思います。
作品タイトル:
【完結】暴君アルファの恋人役に運命はいらない
https://novel18.syosetu.com/n8571iv/
公開日:2024/04/04-2024/04/28
作成ユーザ:〓SKYTRICK@書籍化
https://xmypage.syosetu.com/x7605bx/
読了:2024/04/28
短編/連載:連載 61部
完結/未完:完結
感想:65件
レビュー:1件
ブックマーク登録:2,451件
総合評価:14,030pt
評価ポイント:9,128pt
文字数:162,679文字
兄弟情報:あり(異母)
CP:兄弟(CPと関係ない兄弟もいます)
同作者既読:
【完結】愛する人にはいつだって捨てられる運命だから
https://novel18.syosetu.com/n8641io/
【完結】頼むから待ってくれ
https://novel18.syosetu.com/n8418hw/
【完結】君と出逢うため落ちてきた
https://novel18.syosetu.com/n1099hs/
※作品情報は読了時点のものです。