昨日の記事からの連想。
知性のあるスライム達の住む森があります。そこであるスライム(攻)が人間同士のセックスを目撃します。そこから好奇心の赴くまま、森を出て人に捕まった後、受に出会い、飼われることに。
スライムは言葉を発することはできません。魔物同士(魔女?も)は意思疎通できます。テレパシー的なものか、発音を伴うものかわかりませんが、人間には聞き取れていないみたい。
攻と受は、途中からは文字盤でやりとりとます。初めはスライムとしては賢いくらいだったのが、人間だったとしても賢い、までに。スライムの好奇心は文化的なものだけでなく、エロもあります。受の反応と共に(ないはずの)性欲を感じるようになります。
攻がスライムのままでも幸せだった1人と1匹ですが、森へ里帰りした際に(いろいろあって)人型を取ることができるようになり、発話もできるようになります。
考えてしまったのは、スライムである異類婚姻譚であるこの話にも人型であること、そして精液を出すことが着地点だったことです。受が人である以上、ラブがあって、セックスがあっても人に似たものであることを求められる。異類のままでは、悲恋ということなのでしょうか。
個人的な思考はともかく。
チートなスライムが受を満点としか言いようのない幸せを与える。何者でもなかったスライムをかわいがり、守った受がいたからこそです。あたたかい読後感の作品でした。
作品タイトル:
スライムの好奇心
https://novel18.syosetu.com/n9812fv/
公開日:2019/11/09-2021/10/7
作成ユーザ:ながチャ
https://xmypage.syosetu.com/x2628bc/
読了:2023/頃
短編/連載:連載 59部
完結/未完:完結
感想:23件
レビュー:0件
ブックマーク登録:1,002件
総合評価:4,207pt
評価ポイント:2,203pt
文字数:280,207文字
兄弟情報:なし
CP:スライム、貴族家庶子
同作者既読:
脳筋の嫁をもらったら
https://novel18.syosetu.com/n9685fu/
成れ果てに愛を
https://novel18.syosetu.com/n3101hl/
※作品情報は記事投稿時点のものです。