転生異世界モノ。中東系ファンタジーとのことですが、あまりそれっぽい風俗はありません。それというのもほぼお屋敷のなかの閉鎖空間での人間関係の場面が多いから。
寝たきりになって、意識もないと思われていた子息の世話を押し付けられていた主人公。前世の介護経験などもあり、特に嫌とも思っていません。
主人公は甘いものが好きで、色気より食い気と書かれます。単に食べることしか楽しみのない身分というか。受けは下級の使用人なので、これまで子息の部屋の掃除にすら行っていません。回復をした途端、即元の仕事へ。子息は恩人でもある看護してくれた人の声だけを覚えている状態。屋敷内の人探しですからすぐ見つかりそうなものですが、主人公はまさか自分が探されているとは思っておらず、名乗りません。また妨害があったり、偽物が現れたりも。
それだけに見つかったら、あっという間に囲い込まれます。最後は妨害していた家族とも和解。ここは中東だからか、嫡子である攻の歩み寄りが大きいです。家のことのあれこれがありつつ、最後に解決するのは許す気持です。そしてその気持は主人公が与えたもの。
やさしい読後感でした。
作品タイトル：
宮殿のような屋敷で僕の声を探してる
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公開日：2022/07/26-2024/02/23
作成ユーザ：キトー
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読了：2024/02中
短編／連載：連載
完結／未完：完結
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総合評価：25,774pt
評価ポイント：17,196pt
文字数：124,351文字
兄弟情報：なし
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